カテゴリ:memo( 1 )
私は帰らない、と作家は言った。そして、行くことしかできない、と。
 先日『fUTURE PRIMITIVE』用に話をしてきました。話し手からの提案もあり、対談形式で、ということになり、当日はそれぞれの都合から予定より一時間ほど遅れて落ち合い、雑談をしながら歩いてカフェへ。閉店までの凡そ一時間半を過ごしました。
 有意義な時間を過ごすことが出来ましたが、話を聞くのに使わせてもらったカフェが相手からの紹介であったり、“対談という提案はあってもやはりインタビューということを忘れてはいけない”と考えて望んだものの相手に存分に語ってもらえたのかという疑問が残ったり、反省も多い一時間半でした。しかし、話自体はやはり興味深く、細部を詰めたりといった作業をして早めに発表出来るようにします。

 あと近いうちに、昨年とそれから今年の展望とについて書いてもらったものを近い人達から募って載せたいと思ってます。

 「旅をしていていつも思うのは、その土地の風景を自分のものとするために、そこで誰かと出会わなければならないということだった。もしそうでなければ、風景は映画のスクリーンをただ眺めているように、決して自分自身と本当には言葉を交わさない。そして旅をすればするほど、世界はただ狭くなってくるだろう。けれども誰かと出会い、その人間を好きになったとき、風景は初めて広がりと深さをもってくる」とは星野道夫という作家の言葉です。去年はこの言葉を実感をもって、読むことの出来る年でした。
 何かを知る、ということは引き返せないということなのかもしれませんが、しかし帰ることを念頭に置かない者にとって、それはどの様な意味を持つのでしょうか。私は便宜上ここをレーベルやブログという名で呼びますが、それはその言葉の指し示す大枠の意味でのことに過ぎません。ブログとは言っても日記にスペースを割く気はなく、レーベルと言っても定期的な音源の発表を考えているわけではありません。しかし身近には残しておくに値する、いや値するという言い方には幾らか横柄な響きがあるかもしれません。正すならば、そのものの為に体が勝手に動き出してしまう、というような言い方が近いですが、そのような人々が多く存在します。ここには、彼らと彼らが動くことで生まれる次への気配を書くことでスペースを埋めていきたいと思います。そして、それらが繋がりをもって土地土地がもっと近くなることを私達は期待しています。
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by burnthemap | 2008-01-23 06:41 | memo